やかん、要らんみたい。
先日、バスタオルは要らんみたいやーっつう話をした。(7/5記事参照)
巷では「断捨離」「ミニマリスト」が話題になってっけども、アラカンの境地に立たされた今こそ持ち物を厳選して身の回りを片付けて、老後をサッパリ気持ちよく過ごす準備を始めるいいタイミング。っつー事で「要らんみたいシリーズその2」。
毎年夏の間は、冷茶を作って冷蔵庫に常備する。お茶は麦茶やったりジャスミン茶やったり、そん時の気分で種類は変えるけども、とにかく冷たいお茶をいつでも飲めるようにしとく。冷茶の作り方は、子供の頃に母親の家事仕事を見て育った影響っちゅーのは絶大で、去年までお茶は必ず沸騰させたお湯で煮出してから、水を張った洗い桶で粗熱を取って、ほんで冷水筒に入れて冷蔵庫で冷すもん、そう信じそうしてきた。パックに「水出しOK」て書いてあるお茶でも。
今シーズン、昨年より冷茶の消費ペースが早なった。理由は、新型コロナウイルス感染対策の為に職員食堂を利用すんのを辞めたから。食事の時にサービスで飲めてたコップ1〜2杯分のお茶を、家から持ってくようになっただけで、冷茶のなくなるペースが早なった。で、はたと思いついた。
「水出ししてみよっかな。」
母の流儀に争うような、禁断の園に足を踏み入れるような、何かに負けた感じがするような、若干の抵抗はあったけども、勇気を振り絞ってやってみた。
超がつくほど簡単、快速、そして美味❗️
暑い中でぐらぐら煮出し作業することないし、粗熱を取る間流し台を占領されることもないし、やかんを洗う必要もない。もっと前からこうしたら良かった。
なんなら母にも勧めてあげたい。
今回使ったお茶はイオンで見つけた「爽健ブレンド茶」。16種類のお茶がブレンドされてて、体に良さそうやし香ばしくてスッキリ飲み易い。
さてこの年季の入った「やかん」やけども、ひとり暮らし始めて以来やから17年の付き合いになる。表面の「灼け」は重曹で擦っても綺麗にならへんほどこびりついてしもてる。そこがまた健気で愛おしかったりもすんねんけども、お湯沸かしたかったらお鍋もあるし電気ポットもあるし、もうあんたがおらんくても私、やっていけそう。
かくして「やかん、要らんみたい。」とゆー結論に達したのであつた。