日々徒然愉快探索

アラカンおひとりさま生活を徒然なるままに。

夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー(1st.アルバム)

夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギーThe Night Snails and Plastic Boogie(1992.6.21リリース)

The Night Snails And Plastic Boogie(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)
The Night Snails And Plastic Boogie(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)
日本コロムビア
ミュージック

1. Song For Night Snails 2. Subjentive Late Show 3. Oh! Golden Boys 4. Neurotic Celebration 5. Chelsea Gial 6. 不愉快な6番街へ 7. This is For You 8. Foxy Blue Love 9. 真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution) 10. Romantist Taste 11. Walkin' In Sunshine



The Yellow Monkeyのファーストシングル「10. Romantist Taste」を含むメジャーデビュー第1段アルバム。デュランデュランのジョン・テイラーを彷彿とさせる(本人はデヴィッド・ボウイて言うて欲しいんやろうけども...笑)お化粧ばっちり、グラムなLovinが美しい(目、つぶってるけど...笑)ジャケット。デビュー当時はコテコテのグラムロックだった彼ら。
これがロック?と思うようなおしゃれな曲もあり、ノリの良い曲もあり、怪しい感じの曲もあり、バラードもあり、色々ぎゅうぎゅう詰まった1枚。凝った音が多く、歌詞もすごく難解。混沌としてるけども、ファーストアルバムへの並々ならぬこだわりなんやろなと思う。楽しんで作ったんやろな♪
そんな中で「7. This is For You」はこのアルバムの中では異色な、素直で優しいラブソング。「君と出会った雨の日さ 1975・・・」9歳のときに出会った誰のために作った歌なんだろう。
ちなみにこのアルバムの売り上げは約1万枚やったとか。
あと、The Yellow Monkeyの曲はほぼLovinによる作詞作曲なんやけども、このアルバムでは「4. Neurotic Celebration」と「7. This is For You」がEMMAとの共曲。



1. Song For Night Snails
優しいピアノのメロディと囁くようなヴォーカルがグルーヴ感あふれ、ヒーリング効果抜群。


2. Subjentive Late Show
当時のThe Yellow Monkeyが傾倒していたグラムロックが色濃く出ている曲。前半の尖ったギター・リフから、滑らかでメロディアスな曲調に変わっていくところが印象的。非現実的でシュールな歌詞にも磨きがかかってる。


3. Oh! Golden Boys
テンポのいいメロディや物語的な歌詞が印象に残る。荒野を馬に乗り何処までも駆けてゆく、そんな映像が浮かぶ。


4.Neurotic Celebration
クラシカルな歌劇の匂いのする曲調がロックとしては意外だけれども、The Yellow Monkeyとしてはアリだと思えてしまうところが不思議。Lovinという人は実に様々な引き出しを持っている人だなあとつくづく思う。


5. Chelsea Gial
ノリが良くて耳障りのいい歌詞、後にヒットする「熱帯夜」などに通じる「歌謡ロック」の流れ。「The Yellow Monkey節」。


6. 不愉快な6番街へ
うねるようなベースラインに気怠げなヴォーカル、退廃的な歌詞。聴くほどに堕ちてゆく、そんな感じ。


7. This is For You
このアルバムでは異色ともいえる素直で優しいラブソング。ん?「彼」?「僕」?ゲイの歌のようです。(^_^)ゞ


8.Foxy Blue Love
ノリのいい曲調の中にも物悲しさがあって、ドラマチックに盛り上がる。途中叫ぶように歌うところもカッコイイ♪「人格を殺し仮面をつけて軽蔑の目を塞いでしまおう/美狂乱と堕落の共犯者はいつもそばにいる!」・・・歌詞の方はかなーり独創的。


9.真珠色の革命時代(Pearl Light Of Revolution)
スローバラード。幻想的な曲調とファンタジックな詩の世界が合ってます。サビの「Sally, I love you~」のところのメロディが美しい。エンディングのストリングスも印象的。


10.Romantist Taste
'92年5月21日にファーストシングルとしてリリース。メジャーでポップなメロディ、音として美しい言葉の並ぶ歌詞。「虹の出るマシンガンと声を出してカンヴァセイション」綺麗だ♪「その恥じらいを指で押してみよう 決められた毒が飛び出して/濡れたまぶたもふいてあげよう 終わらない為に僕の為に」という部分が好きなんやけども、情景を歌うというより言葉で絵を描いている、そんな感じがします。
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11.Walkin' In Sunshine
ピアノとギターが奏でるしっとりしたメロディーに絡み付く、繊細なヴォーカルが魅力的。







昔の曲を改めて聴いてみるのも、なかなか良いもんやね。
LovinとThe Yellow Monkeyが大好きで、実はいつかこういうレビューを書きたいなぁ、て心の中で思いつつ、ずっと先延ばしにしてきた。どんな風に書いていいか難しいねんけども、感じたままに楽しんで書いていこー。


私が彼らと出会ったのはシングル「楽園」。アルバム「SICKS」を聴いて虜になった。もうなんてゆーか好きになり過ぎて、それ以前の作品はリアルタイムで出会ったワケちゃうから、ライブで聴く事があったら嬉しいには違いないんやけども、悔しさも入り混じってしまう。リリース当時の温度とは違うんやろなあとかとか考えたりしてヤキモチ焼いてまうねんな。
時を遡るワケに行かへんねんし、どうしようもないんやけれども。(>_<)


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