日々徒然愉快探索

アラカンおひとりさま生活を徒然なるままに。

登山靴1号「THE NORTH FACE」

唐突ですが、今から20年程前に生まれて初めて買うた「登山靴1号」をご紹介。
今から7年前の2014年8月30日、クラブツーリズムのガイド付き富士登山ツアーにこの靴で参加し、人生で初めて富士山に登頂した。
以下は、その時の話。


THE NORTH FACEの登山靴。ヌバック革と布のコンビ。渋さが気に入ってた。


休憩中にツアーガイドさんが、私が履いていたこの靴を見て、
「ノースフェイスのそんな靴、あるんですねぇ。」
とおっしゃった。さすが登山ツアーのガイドさん、鋭い。
「ああ、この靴もう相当古いんです。10年以上前に買ったので。」
と答えると、側にいた年上の女性参加者さんは、
「物持ちがいいんですねえ。」
と、感心してくださったが、富士登山現地ガイドさんは、こうおっしゃった。
「10年以上? 古い靴は歩いていていきなりソールがベロッと剥がれることもあるから気をつけて。」
「ええ、それ聞いた事あります。今のところは大丈夫みたいです。」


10年以上前に買った靴だが、その間使い倒したかといえば、そうではない。ぱったりと山歩きをしなくなり、仕舞い込んでいた時間の方が長いと思う。だから革や生地を見ても傷んだ感じはないのだが、デザインのせいか古びて見えるのと、使っていなくても経年劣化の可能性・・・富士登山ガイドさんがおっしゃったソールの件とか、ゴアテックスがダメになるとか・・・が気にかかってはいた。


ブランドマークの焼印も決まってるし、つま先の傷以外、目立った傷も汚れもなく綺麗なもの。ソールの剥がれどころか靴底も殆どすり減っていない。



内側も、色褪せてはいるものの生地の擦り切れや破れなど全くなし。綺麗なもの。その上よく足に馴染み、履き心地も抜群だった。


富士山初登頂からさらに2年前の2012年10月27日、山梨県の三ツ峠に登った。そのとき雨に遭ったのだが、雨具とゲイターを着用していたにも関わらず、左右どちらかの靴の中が濡れてしまった。
「雨水が染み込んだんや。古いしゴアテックスがあかんくなったんや。」
そう考えて翌月、登山靴を新調するため好日山荘に行った。雨で足が濡れた話を店員さんにすると店員さんは、
「ゴアテックスがダメになったとは思えません。雨水が上から入ったのではないでしょうか。」
とおっしゃった。もし店員さんのおっしゃる通りだとしても、既に新しい靴を履きたい気持ちが十分高まっていたので、思い切って新調することにした。



靴を選ぶ際、好日山荘の店員さんが、
「どんな山によく登られますか?」
と尋ねてこられ、私は、
「そうですね・・・普段は高尾山周辺が殆どで、険しい山や冬山には行きませんが、夏場は八ヶ岳などに少し登ります。あと、そのうち富士山に登りたいと思ってます。」
と答えた。すると店員さんは、
「富士山に新しい靴はもったいないですよ。1回でボロボロになりますから。古い靴を捨てずに置いておいて、それを履いて登るのがいいですよ。」
そうアドバイスしてくださった。
かくして、このTHE NORTH FACEで富士山に初登頂し、その後、引退させた。


好日山荘で買うた「登山靴2号」のご紹介は、また後日。




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