日々徒然愉快探索

アラカンおひとりさま生活を徒然なるままに。

BUNCHED BIRTH(インディーズ)

BUNCHED BIRTH(1996.12.21リリース)

BUNCHED BIRTH
BUNCHED BIRTH
BAJ
ミュージック

1. BUNCHED BIRTH 2. WELCOME TO MY DOGHOUSE 3. FAILY LAND 4. LOVERS ON BACK STREET 5. HANG ON TO YOUR SELF 6. SLEEPLESS IMAGINATION 7. TEARS OF CHAMELEON (Mr.PAPPER MOON)



The Yellow Monkeyのインディーズ時代(1991年7月21日)に発売されたアルバムの再販盤。
洋楽ハードロックのようなイラストのジャケット。日本のロックバンドではなく世界のロックバンドに並ぼうとする意気込みかな。
帯には「性・刺激・堕落・享楽・解放・そして、ときめき この全ての言葉を君に捧げようー」とあります。過激ー。全体的に力がみなぎり殺気めいたものも感じます。「The Yellow Monkey現る!」みたいな。
私はシングル「楽園」から彼らを知ったんやけども、それ以降の作品と比べてみるとかなり違った雰囲気です。でも後に日本のロックバンドの頂点に立つだけあって、やっぱり光るモノがあります。一筋縄でいかないっぽさが凄くいい♪ まぎれもなくこれが彼らの原点なのです。(えらそうでごめんなさい💦)



1.BUNCHED BIRTH
鼓動のような胎動のような、彼らの誕生の瞬間を象徴するような曲に載せてLovinの英語による詩の朗読。バンドブームに背を向けて独自の音楽を追究してきたThe Yellow Monkeyの挑戦的な産声は「猛毒のメロディをあなたの口にねじこんであげる」。


2.WELCOME TO MY DOGHOUSE
地をはうようなドラムと、自虐的な歌詞。彼らの「ルーツ」として、メジャーになってからもライブでずっと歌われ続けてきた名曲。
ライブハウスで演っていた頃の「いつか必ずここから出る!」という彼らの心に燃えていた野望。


3.FAIRY LAND(電気じかけのナルシス)


これはとても彼ららしい曲。
メロディアスな曲と甘えたようなLovinの歌声が耳に心地いい♪
「煌びやかに駆け巡る星屑の天国列車の/夢を見て笑うシニカルな唇に花びら押しあて/爆弾みたいな瞳と吸い込まれそうな寝息と/いつか目覚める欲望を独り占めにする Good time」うーんシュール。


4.LOVERS ON BACKSTREET


かき乱すようなギターの旋律と、少し潰れた声で叫ぶように歌うヴォーカルが切ない。道ならぬ恋に苦悩する恋人達の歌なんやろか。「あなたが醜いブタでもいい 困ることなどなにもない」なんてフレーズがアタマに残ります。後にシングル「熱帯夜」のカップリング曲に。


5.HANG ON TO YOURSELF
不穏というかだる~い感じの曲。歌詞も退廃的で暗すぎる。
この頃のLovinの歌詞の中の世界観は超難解。ゆがんだ恋愛をして生まれた曲かと勘ぐってみたりー。


6.SLEEPLESS IMAGINATION
(4)をアップテンポにしたような感じかな、歌詞のシュールさも。この曲も彼ららしい、っちゅーか、こういう曲調が好きだからそう思えんのかな。歌詞は上2曲と同様、難解というか意味不明。言葉遊びの巧みさは今も変わらへんけど、この頃はなんか溢れてくる言葉を持て余している感もあるような。後半「触れ合う指先~」から曲調が変わるところが優しい感じで好き。


7.TEARS OF CHAMELEON(Mr.PAPER MOON)
高めの音域の曲が多い中、この曲では低く情感たっぷりに歌うヴォーカルが印象的。もの悲しいメロディにシニカルな歌詞がよく合っていて素敵な曲。
BUNCHED BIRTHはオープニング、この曲はエンディング、中身は毒だらけ。素晴らしいアルバムや♪





久しぶりにじっくり聴いてみて感じたんは・・・Lovinの声、若っ!
無理ないわ。30年も経ってんもんね。聴きながら私も思いっきりタイムトリップできたわ。
お互いに歳取ったね。( ̄∇ ̄)



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