日々徒然愉快探索

アラカンおひとりさま生活を徒然なるままに。

ケサランパサランがやってきた!

今時分になると思い出す事がある。


何年か前のある日のこと。
友人がうちに遊びに来る前に、携帯電話にメールを送ってきた。


「蓋のできるビンがあったら用意しといて。」
はて、何に使うのか。洗ってとってあった佃煮のビンがあったから、こんなビンでよかろうか・・・と友人の到着を待った。訪れた友人が鞄の中から大事そうに取り出したのは・・・・・・



「何ですかこれは。タンポポの綿毛?」
「ケサランパサランだよっ♪」
「ケ、ケサランパサラン・・・ですか。」
「そそ。来る途中で突然目の前にふわふわっと飛んできてさあ。コレは捉まえねばと必死で追い掛けたよ。コイツ、ふわふわ逃げるもんだから苦労したー。」


掌に乗せるとこんな感じ。かなり大きい。


私は当時、ファンデーションなんかのベースメイクはケサランパサランのモノを愛用してた。そのブランド名の由来が「おしろいを食べる謎の生き物『ケサランパサラン』」であるコトは知ってた。しかーし架空の生き物やと思てたし、友人がこの綿毛のオバケのコトをケサランパサランやとまじめに言うてはんのが信じられへんかった。


「ケサランパサランの正体はオバケタンポポの綿毛やったん?」
「違う。ケサランパサランはケサランパサランだよっ。」
「でも、どう見ても綿毛にしか見えへんねんけど。ケサランパサランは植物なん?」
「ケサランパサランはケサランパサランやっ。おしろいを食べるんやっ。」
「いや悪いけど、どっからどう見てもコレは綿毛以外の何者でもないやろ。」
「綿毛じゃないってー。」



一歩も譲る気のない友人の気持ちを尊重し、とりあえず希望どおり用意した佃煮のビンに保管しておくことにした。
ついでに友人の希望を尊重し『えさ』としてケサランパサランのフェイスパウダー「シアーマイクロパウダー」を少し、一緒に入れといた。 (´・ω・`)


友人には悪いけど、これが伝説の生き物『ケサランパサラン』であるハズがないコトは確か。しかーしこんなでっかいタンポポがあるハズないし、何か別の植物の綿毛に違いないねんけど、そういえば種も見当たらへんし。一体どんな植物なんか知りたいけど調べる術もなし。




ーーー数日後。
その正体が思いがけず判明した。しかーもそれは友人によってもたらされた。
以下、友人のカメラがとらえた衝撃の事実。


ケサランパサラン(仮)の大群。やっぱり正体はオバケタンポポやったんか?!しっかり種も付いているし。



ケサランパサラン(仮)とその発生元たる植物。見たコトある気がする。


ああ、コレやったら知ってる。「アザミ」やん。


アザミは知ってたけど、アザミの種がこーんな風なオバケ綿毛になるなんてコトは全然知らんくて、めっちゃびっくりした。私は謎が解けてスッキリ、友人は現実を突き付けられてガッカリ。\(≧▽≦)/



今日、道端の草むらに咲いてるアザミの花が綿毛になりかけてんのを見つけて、この時のことを懐かしく思い出した。



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