日々徒然愉快探索

アラカンおひとりさま生活を徒然なるままに。

天恵泉白根桃源「天笑閣」

山登りに行くと、たいてい下山後は日帰り温泉に立ち寄って汗を流して、ご当地の美味しいモノを食べて帰ることにしている。良かった温泉を、ご紹介がてら健忘録として残しておこうと思う。


2014年の9月・・・もう7年も前になるか。山梨県南アルプス市にある山梨百名山「櫛形山」に登った帰り、カーナビで近くの温泉を検索して行った日帰り温泉施設が「天笑閣」。着いてみたら見るからにジモティ御用達っつー感じのひっそりと地味ーな佇まいに入るのを躊躇ったのを覚えている。けど、大汗かいた後やし疲れた筋肉を解したいし他探すのも面倒やしで、入ってみたんやった。





結論からいへば「天笑閣」は忘れられへん温泉のひとつになった。
地味やった。確かに外観だけやなくて中もとっても地味やった。「温泉」と「冷泉」2つの浴槽があるだけのシンプルなお風呂場。しかーしお湯のええこと! 水素イオン濃度pH10.6、日本で第2位の高アルカリ温泉なんやそう。ほんで私が忘れられへんのは「冷泉」。皆顔見知りといった感じの地元のお年寄りが沢山入りに来られていて、これまた皆、当然のように冷泉に体を沈めていかはることにびっくり。私は当時、水風呂が苦手で一度も入ったことがなかったんやけど、
「こーんなお年寄り達が皆平気で入ってはんねんし、私かて入れるかも。」
とトライしてみた。したらなんとまあ気持ちええこと!!温泉でよーく暖まり、冷泉でクールダウン。筋肉の疲れが解れてとても気持ち良かった。
お年寄り達のお陰で新しい世界が開けた。この日を境に「登山の後は日帰り温泉に立ち寄って水風呂でクールダウン」が新しいルーティーンに加わった。


何せ7年も前に行った地味ーな温泉やし、今でもあるかどうか心配でHPを調べてみたら、人数を制限するなど新型コロナウイルス感染対策を実施しながら営業してはるみたい。しかーも平成30年2月に浴室全面改修したらしい! 『新しくリニューアルした木曾さわら材の浴槽の豊かな木の香りと温もりを楽しみながらゆっくりおくつろぎください。』やって。ええなぁ行きたいなぁ♪


窓から梅雨空を見上げながら、レンゲツツジが見頃を迎えてるであろう山梨百名山「甘利山」に行って、帰りにまた立ち寄りたいなあ、と「天笑閣」についての古い記憶を辿ってみるのであつた。


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