日々徒然愉快探索

アラカンおひとりさま生活を徒然なるままに。

山選びのバイブル「関東の山あるき100選(昭文社)

何処の山に登るか、どうやって決めてはりますか。



私は登山のガイドブックを何冊か持ってるけども、その中でも一番古いのが昭文社「関東の山あるき100選」っちゅー本。今だに、12年前に買うたこの本を参考にして登る山を決める事が多い。これに載ってる100座を網羅するつもりで、穴が開く程眺め倒しては山を選んで登りに出掛けてる。
登った山のページに付箋を貼ってきた。いつか100枚の付箋でびっしり覆い尽くそうとたくらんでる。でも5〜6年過ぎた頃から、これに載ってへん山の情報も欲しいと思って、他のガイドブックをぼちぼち買い始めた。



手持ちの登山ガイドブックは8冊になった。
同時に、他の7冊と比べて「関東の山あるき100選」が一番使い易い事を実感してる。
どんな具合に使い易いかっつーと、例えば「八ヶ岳」のページで説明しよう。


 


記事はオールカラー。1つの山につき見開き2ページか4ページ割いて、至れり尽くせり詳しい情報を提供してくれてはる。



①山のメイン情報


山名と標高、山の特徴が分かり易く記されたタイトル欄。右肩のアイコンは、八ヶ岳が展望、花と紅葉、温泉を愉しめる山やっちゅーことを示してる。 
タイトル下には年間を通じた山のコンデションを表示。これ他のガイドブックには無い情報で、結構便利かつ大事やと私は思てる。



②登山口へのアクセス情報


公共交通機関、道路と駐車場の情報が掲載されていて、この欄の下には山小屋などの宿泊情報も載ってる。古い本やし料金等はもう参考にできひんけども、そんなんはネットでちゃっちゃと調べられるから問題なし。



③花の見ごろ紅葉の見ごろ


何月頃にどんな植物が楽しめるかの情報。



④山名の由来


八ヶ岳はなんで八ヶ岳っちゅーのんかーてな山名にまつわる豆知識コーナー。一緒に登った人に語ったら鼻高さんになれる。



⑤登山プラスワン


下山後に立ち寄れる観光施設やらのプチ情報コーナー。温泉情報とかもあってありがたい。



⑥コースプラン


1日あたりの所要時間、ポイント毎のコースタイム、標高差の情報と、コース全体の傾斜角度が折れ線で表示してあって把握し易い。



⑦コースガイド


登山口を出発してから下山までのコースについて、景色やら登山道の特徴やらを実際に歩いたままに説明してくれる。また文調がええ感じで、「ここ行ってみたいわー。」と思わせてくれはる。



⑧サブコース


エスケープすっときのコースやら隣の山に向かう縦走路やらのサブコース情報。



⑨地図


50,000分の1または25,000分の1地図が掲載されてる。メインルートを赤線で表示してあって、ポイント間の登り降りのコースタイム、「車道歩きが続く」「広場から上部は沢沿いの完全な登山道」とか「ここから横岳の岩壁が広々と見える」とか「急坂連続階段多い」とかとか、特徴を細やかに書き込んでくれてはる。十分登山中の使用に耐える優秀な地図やと思う。実際、登山始めた頃はコピーして使ってた。



⑩写真



誌面が小さいし写真も小さいねんけども、山の特徴を捉えたベストショットを載せてくれてはると思う。


巻頭と巻末には500,000分の1の広域地図が載ってて、山がある場所と使う道路や交通機関が把握し易い。山は「中央道方面」「東海道方面」上信越方面」「東北・常磐方面」の5つに区分して掲載されてる。「山と花」「山と温泉」なんかのコラムのページも楽しく読める。
こんな具合にほんま中身が完璧なガイドブックやと、私は思てる。昭文社のガイドブックはこれしか持ってへんのやけども、他のもこんなふうに中身充実してんのやろか。また機会があったら久し振りに本屋さんを覗いてみよう。


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